8台目 R32スカイライン GTS-t タイプM(平成2年式 中古 5MT)

前車GTS25に続いてこれもR32型、4ドアのタイプMです.
RB20DET DOHC6気筒24バルブターボ5MT

ATに懲りてまたMTにしました。
このとき本当に欲しかったのは勿論BNR32
ま、実際問題としてR32GT-Rにはとても手が出せませんでした・・・
私と同様、GT-Rに憧れながらもタイプMやGTS-4を選んだ人も多いでしょう。
GTS-4を"プアマンズGT-R"と呼ぶ人もいたな。

けれどもこのタイプMはそんなコンプレックスを吹き飛ばす!
日産の、良かった時代を代表するクルマだと今更ながら思います。
この車こそが「ベスト・オブ・スカイライン」と考える人も多いでしょう。



タイプMは、純正のアルミ(6.5J)がGT-R(8J)と同じデザインでかっこよい!
ただし、GT-Rに比べてホイールの幅がずいぶん狭いのに・・重かった気がします。
GT-Rのホイールは、持ったときに軽くてマジびっくりしました!
実は4ドアタイプMのリアに、そのGT-Rホイール&225を履かせようと思って
装着してみましたが、・・・・はみ出します(笑
2ドアだと大丈夫だったようですが・・・・。がっくり・・・
免許取り立てのときにソレで切符を切られてるのでカンベン(笑
う〜〜ん・・・今だったら引っ張りタイヤで205を履かせているかも?(笑


今でもR32GT-Rのホイールは人気者ですよね〜!!
スープラマークIIなどトヨタ車にもGT-R純正アルミを履かせるブームに!


タイプMの走りは?と言うと・・・
馬力は215馬力、この時代ではハイパワーの部類でしょう!
低速トルクは細いですが、ブーストが掛かったらシートに体が押し付けられる、
気持ちの良いパワー感、足回りの作りも上質で良い。
高速の直進性もよく、高速コーナーの安定性、光っています。
ま、サスはノーマルなので高速で飛ばしすぎるとロールが激しかったです。
山道ももちろん楽しい!ブレーキも良く効く。
コーナー立ち上がりでパワーをかけていくと、弱オーバーステアなセッティング。
スススーッとノーズがインを向いて行く!楽しい!
調子に乗るとスピンこきます(笑
あの車体と重量、ホイールベーストレッド、タイヤサイズ、パワー、
すべてが良くバランスされていて、それが楽しさの要因だとヒョウロンカさんがのたまう。
これも前出の「901運動」の賜物でしょう。

ライトチューニング

このクルマで初めてCPチューン&ブーストアップを敢行。
東名の機械式VVC!プリセット・ブースト・コントローラーで製品名はPBC
シガライターをはずして、そこにプリセットされたコントローラーを付けて
手元でブーストコントロール!えっとー??5段階調整だっけ??4??
ゴムの配管が長かったからかな〜、かなりオーバーシュートした気がする。
それを嫌ってエンジンルームにコントローラーを付け替えたり。
そのうちHKSのEVCに替えるわけです。


エアクリとマフラーも換えた!機械式ブースト計も付けた!クイックシフトも付けた!
ターボ車って、ちょっといじるだけでパワーが出てスゴイと思ったねー
あと、この時代のヒット商品は・・音の大きなブローオフバルブ。
過給が掛かった状態でアクセルオフしたときに「パッシューン」と鳴るアレ。
このタイプMに装着すると、どうもエンストしたり調子が良くない・・・
・・と言うことで試着はしてみたが、あきらめました・・
でもキノコタイプのエアクリ付けると純正のブローオフもプッシュン結構良い音してる!!


ブーコン:東名PBC機械式→HKS EVCⅡ電子式
CPU:ショップオリジナル
エアクリ:HKSパワーフロー(いわゆるきのこタイプ)
ブースト計:トラスト機械式→アペックス電子式
マフラー:GTS25用(笑、NA用だぞー!!)
○○ストレート:あ〜〜いけないんだyo〜こんなことしちゃ(笑


業界ではちょうど機械式→電子式への過渡期にありましたねー
タイプM、このクルマで車いじりの楽しさを学びました・・・・
好んで走りに行ったのは、夜明けの第3京浜。
この当時は5ナンバーと3ナンバーで通行料金が違ったっけ。
5ナンバーだと保土ヶ谷〜玉川が150円くらい?だったかなー


タイプMエアコンの液晶トラブル

R32の有名?な故障にエアコンの液晶が消える、と言うのがあって
ボクの32もそれでディーラー入り。
VVCを隠しておいたのに見つけられて「今度(VVCを)付けたら保障外ですよ!」
なーんてディーラーはまだ頑(かたく)なであったな
VVCとエアコンの液晶なんて因果関係ないじゃん(笑


タイプMのミッション

トラブルと言うほどではないけど、2速がとても入りにくかった。
おそらく前オーナーの乗り方が良くなかったと思います。
中古を色々試乗して距離が多くても、もっと良い個体もあったし。


タイプM、大好きなのに売却

そんなこんなで楽しいR32、しかーし、この時代は子供たちが小学校に入った頃、
遊び盛り・・・夏はキャンプ、冬はスキーなど一家4人で遊びまくるには正直狭すぎな・・・
トランクとか、室内とか・・・

ごめんなさい・・本当にごめんなさい・・・
スカイラインを狂わせたのは、私たちスカイラインオーナーです。


せっかくR31からR32へとスポーツ指向になったのに
「セダンなのに狭すぎるー」とか、「トランクに荷物積めないよー」とか。
R32の時代に文句ばかり言って、欲張りすぎました・・・
結果が・・・R33なのです・・・
R33の発表会に呼ばれてプリンスディーラーへとルンルン♪で赴きました。
営業マンは「皆様の期待に応えました!」・・と胸を張って、
室内の広さ(主に後部座席)、トランクの拡大をアピール。
低い過給圧に高い圧縮比のエンジンで乗りやすさもアピール。


・・・・「あ、違う、これは望んでいないクルマになってしもうた」
と、当時の正直な感想です。


ごめんなさい・・本当にごめんなさい・・・今は反省してます